楠に囲まれた境内は600坪を有しています
兵庫・柳原 蛭子神社
楠に囲まれた境内は600坪を有しています
旧社殿は昭和25年(1950年)に戦災から復興再建されました。しかし、平成7年(1995年)1月17日に発生した未曾有の大震災で著しい損傷を受けたこともあり、先の再建より60年の節目となる平成22年(2010年)に御造営されました。
社殿の主たる構造はRCですが、本殿は「流造」、拝殿は「千鳥唐破風造」、屋根は「木造銅板葺き」にされ、内装も木造で仕上げています。
御社殿の前に建つ神楽殿。十日えびす大祭では、お神楽を執り行っています。また、1月9日の宵えびすには淡路人形浄瑠璃 福神楽「戎舞」も奉納されます。
平成23年(2011年)建立された大鳥居。その外観は大鳥居と呼ぶにふさわしい偉容を誇っています。十日えびす大祭や参拝者をいつも見守っています。
平成23年(2011年)に改修された末社の西本稲荷神社。毎年旧暦の初午、または二の午の日に初午祭を斎行、併せて除災招福の“湯立て神楽”も執り行っています。
手水舎は参拝前に心身共にお清めをするための場所です。手を清め、口をすすいでからお参りします。平成23年(2011年)12月、従来の手水舎(写真左)に加え、江戸時代の元禄15年(1702年)1月10日に寄贈された手水鉢(写真右)を大鳥居横に設置致しました。
いずれの石灯籠も大変貴重な文化財。向かって左は、正徳2年(西暦1712年)正月吉日建立。戎講樽屋中と刻まれています。向かって右はそれより少し新しく、文政年(1818年〜1830年)に建立。恵美酒講 兵庫組と刻まれています。
この頌徳碑は、昭和20年(1945年)3月17日の戦災により全焼した当神社の再興のために身命を賭して努力し、その中途にして不幸病魔のため、昭和26年に急逝した先々代・井上四郎宮司の功績を讃えて、昭和36年(1961年)に当時の神社総代世話人が建立しました。
平成15年3月、ある会社のお庭に祀られていたえびす像を、縁あって当社に移しお祀りすることとなりました。作製年月日等々は不詳ですが、かなり古いものと思われます。とても福福しい笑顔をなさったえべっさんに是非お参りしてください。
年代は不詳ですが、雨乞い祈願をするために創建されたと伝えられています。
平成7年1月17日阪神淡路大震災により木造平屋建の社務所が全壊しました。現在の社務所は鉄筋コンクリート造りで平成9年12月に竣工しました。